Principal investigator

八木俊介 博士(工学)

東京大学 生産技術研究所 持続型エネルギー・材料統合研究センター 准教授(2018年度東京大学卓越研究員)として当研究室を主宰している。2018年7月から2019年5月までマサチューセッツ工科大学の材料工学専攻(RuppグループおよびAllanoreグループ)に客員研究員として滞在。2002年京都大学工学部物理工学科 材料科学コース卒業、2004年同工学研究科材料工学専攻 修士課程修了、2007年同博士課程修了。2007年~2011年京都大学助教、2011年~2016年大阪府立大学特別講師(テニュア・トラック講師)を経て、2016年~現在現職。専門は材料電気化学、熱力学、湿式表面処理。

Message to prospective students

当研究室では、蓄電池の活物質(電気を蓄える物質)や電気化学触媒の合成と評価・解析から、最終的なデバイスの組み上げまで一貫して行います。幅広い知識が必要となる分、研究の全容が把握しやすく、また多様なバックグラウンドを持つ研究者同士が協力して研究を進められる分野です。電気化学はもちろんのこと、活物質や電気化学触媒の開発には固体化学や構造解析の知識が必須であり、またそれらを合成するためには熱力学や種々の合成法を学ばなければならないでしょう。蓄電池用電解液の溶媒は、水だけでなく有機溶媒やイオン液体も使用しますし、錯形成の効果や溶媒和の影響も考えなければなりませんので、有機化学や錯体化学、分光やその他の解析技術に関する知識も必要となります。以上に加えて世界的に計算科学や情報科学からのアプローチも盛んに行われるようになってきています。またエネルギー資源について考える際には、現在どこでどのように資源が採取され、どのように我々のもとに供給され消費されているのかについても意識する必要があります。

以上のように膨大な知識と幅広い視野が必要であることは事実ですが、その分、やりがいがあり、生きた知識が身につく研究室です。

エネルギーや資源をできるだけ損失のない方法で、有効に活用する技術は現在も未来でも必須の技術です。背後にある科学的真実を明らかにして、豊かで持続可能な社会の実現に貢献したいと考えています。

今皆さんがこの文章を読んでいる間も、八木研のメンバーはそれぞれの強みを活かし、一丸となって挑戦を続けています。皆さんと一緒に研究・成長できる日を楽しみにしています。

Students

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    マグネシウム蓄電池用活物質としての層状化合物の研究
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    Never Change your own minds with surroundings.

    王 夢橋 (D3)

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    Mg蓄電池用正極材料としてのスピネル型酸化物の研究
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    And This, too, shall pass away

    韓 鍾賢 (D2)

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    遷移金属酸化物の修飾と置換による酸素発生触媒作用の向上
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    Where there is a will, there is a way.

    劉 偉 (D2)

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    高性能リチウム電池用ガーネット型固体電解質の研究(仮題)
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    すべての努力は、最終的には大回りして自分に返ってきます

    王 文聡 (D1)

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    二酸化炭素の電気化学還元プロセスの研究
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    巧遅は拙速に如かず

    中野 雅大 (M2)

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    二酸化炭素の電気化学還元用触媒の合成と評価
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    諦めず、前向きに

    水谷 わかな (M1)

・研究実習生として、千葉工業大学(小山和也研)の玉川眞央さんが2017年4月~11月まで滞在されました。
・2017年3月~6月まで、Visiting Professorとして滞在されていた、Georges John Kipouros先生から指導を受けました。

Staff

  • 助教
    神子 公男
  • 事務補佐員
    阿曽 陽子(月木)
  • 事務補佐員
    プラダン 英子(火水金)
  • 顧問研究員
    株式会社ナカボーテック 代表取締役社長 名井肇(2021年4月~)
  • リサーチフェロー
    愛媛大学 講師 佐々木 秀顕(2018年4月~)
  • 客員研究員
    日本航空電子工業株式会社 松村 淳平(2021年4月~)

・事務補佐員の伊賀美奈子さんは2021年3月に退職されました。
・2016年度、研究室の立ち上げ、実験の補助等を行ってくれていた岡部研ポスドクの吉村彰大さんは千葉大学のテニュアトラック助教に着任されました。
・事務補佐員の石井恵子さんは2019年6月に退職されました。
・事務補佐員の角間(畠山)美香さんは2018年3月に退職されました。

名前卒業年度研究内容就職・進学先
河野 航大2020年度
修士課程修了
酸性溶液中における酸素発生触媒の研究株式会社日立製作所
文 貞媛2020年度
修士課程修了
水系ナトリウムイオン蓄電池用負極活物質と電解液の研究日産自動車株式会社
蔡 作成2020年度
修士課程修了
エネルギー変換装置のメタノール酸化と酸素還元のための電気化学触媒の研究シンガポール国立大学化学専攻 Donglin Jiang 研究室
黄 驥2020年度
修士課程修了
グルコース燃料電池におけるグルコース酸化反応用触媒の研究株式会社エンビジョンAESCジャパン
福永 亮2019年度
修士課程修了
Li2S を溶解させた有機電解液中におけるグラファイトおよび硫化銅の酸化還元挙動株式会社豊田自動織機
山縣 槙吾2019年度
修士課程修了
Al 電池用正極活物質の酸化還元挙動に関する研究日本電気株式会社 (NEC)
田中 宏樹2018年度
修士課程修了
マグネシウムの電気化学的析出溶解挙動に与える塩化物添加の影響スタンレー電気株式会社
名前卒業年度研究内容就職・進学先
小槻 日出夫2016年度
共同指導学生
酸化物の乾式合成と電気化学特性評価(卒業論文)
遷移金属酸化物の電子状態密度とイオン吸着エネルギーの第一原理計算(修士論文)
大阪府立大学
ナノ科学 ・材料研究センター
池野豪一研究室
荒田 修平2016年度
共同指導学生
新規Mg電池用正極材料の開発と評価大阪府立大学
分子科学専攻
藤原秀紀研究室
瀬野 晃大2015年度
学域
酸素発生反応触媒としての遷移金属酸化物の合成と評価大阪府立大学
分子科学専攻
松原浩研究室
齋藤 愛実2015年度
学域
2015年度新規Mg電池用電解液の開発と評価大阪府立大学
分子科学専攻
藤原秀紀研究室
福田 格章2015年度
修士課程修了
マグネシウム蓄電池用正極活物質としてのプルシアンブルー類似体の合成と酸化還元挙動の解析日工株式会社
中辻 健太郎2015年度
修士課程修了
硫化物系正極材料の液相合成と電気化学的特性評価テイカ株式会社
市川 裕也2014年度
修士課程修了
マグネシウム蓄電池用正極活物質の合成と電気化学的特性評価三菱化学株式会社
坂元 宏彰2014年度
修士課程修了
フレームワーク構造を有する正極活物質の合成とマグネシウム蓄電池用正極活物質としての評価TOA株式会社
佐竹 唯大2013年度
修士課程修了
電解析出法による酸化物半導体薄膜の合成とその特性評価株式会社ジェイテクト
田中 彰2013年度
修士課程修了
マグネシウム蓄電池用電解液中におけるマグネシウムの電析溶解挙動ダイキン工業株式会社